ロシアの黄金の環

古都の魅力

「黄金の環」は中央ロシアの最古の都市を通り抜ける観光ルートです。ロシアの歴史は、まさにこの地ではじまりました。「黄金の環」への旅行はロシアを知り、理解する最良の方法の一つです。

連日、多くの観光客が「黄金の環」へ出発します。歴史的、文化的財の代表である「黄金の環」は中央ロシアの最古の都市を通り抜ける観光ルートです。なぜこのような名称が選ばれたのか、地図をみると明らかになります。これらの集落はモスクワの周辺に位置し、それらの集落を結ぶと道路は大きな環のようにみえるのです。伝統的に、「黄金の環」はセルギエフ・ポサード、ペレスラブリ・ザレスキー、ロストフ、ヤロスラブリ、コストロマ、イヴァノヴォ、スーズダリ、ウラジミールの8つの都市から構成されています。一方、最近そのルートは拡大しています。

まさにこの地でロシアの歴史がはじまりました。「黄金の環」への旅行はロシアを知り、理解する最良の方法の一つです。

黄金の門の下で願い事をする

「黄金の環」の多くの名所は、ユネスコの世界遺産に登録されています。特に、長い歴史を有する歴史地区、ヤロスラブリにご注目下さい。ヤロスラブリの主要な名所の一つは「ストレルカ」と呼ばれ、そこはボルガ川とコトロスリ川が合流する地域です。まさにこの地に、ヤロスラブリが建てられ、ヤロスラブリの建都千年記念日に設立された史跡を思わせます。「ストレルカ」は散歩に最適な場所です。高い岸から広がる全景は息をのむほどです。以前、武器が保管されていた古い要塞の一部に残された武器庫塔は必見で、

ボルガの川岸に延びる教会群も一見の価値があります。また、府主教の館にもお立ち寄りください。館は17世紀、ヤロスラブリのロシア正教会総主教イオナ・シソエビッチの 府主教宮殿として建造され、現在はイコン(聖像画)の充実したコレクションが展示されています。「ストレルカ」の見学後、観光客はたいてい、ボルガ川岸にある「6円柱のあずま屋」に腰を下ろし、都市の景観を楽しみます。ここは、ヤロスラブリのもう一つの象徴です。

ヤロスラブリの「ストレルカ」は散歩に最適な場所です。

また、ユネスコの保護下には、「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」があります。「ネルリ河畔の生神女庇護聖堂」は、春の融雪出水で浸水しないように、石と粘土で人工的に作られた丘に建設されました。 聖堂の壁は内側に少し傾いており、視覚的に高さが増してみえます。風情あるこの建築の最高傑作は、波に浮かぶ白鳥や船の帆と比較されます。そしてもう一つの建造物は、

ロシア正教会の象徴、精神的な啓発と文化の最大の中心地である「至聖三者聖セルギイ大修道院」です。この 男子修道院は、14世紀に、最も敬虔なロシアの聖人の一人であるセルギイ・ラドネジュスキーによって創設されました。ラヴラはモスクワからそれほど遠くなく、 多くの巡礼者が神聖な水を求めて訪れます。聖水は修道院の壁の奥の泉で汲むことができます。

白亜のネルリ河畔の生神女庇護聖堂は、波に浮かぶ白鳥や船の帆と比較されます。

建造物群にある多数の教会を見物し、お手頃な価格のカフェで修道院の食品をお試しいただけます。

ウラジミールの「黄金の門」は、12世紀~13世紀、街の正門とされ、数々の貴賓を迎えました。門のかしの扉は金メッキの銅の板で被覆され、太陽の光で輝いていたことから「黄金の門」と呼ばれるようになりました。高さ14メートルの白亜の凱旋門で、

建物はより雄大な容貌となりました。門は富と大公の力の象徴でした。いまだ多くの人々によって、黄金の門の下を通り抜けながら願い事をしたら叶うと考えられています。頻繁に起こった火事や敵の襲撃により、黄金の門の現在の容貌は初期のものと大きく異なります。今日では、矢頭と槍、鎧、銃、旗と賞などの軍事・歴史展示物をご覧いただけます。

エプロンとヴァレンキを買って帰る!

「黄金の環」は、唯一無二の大聖堂や教会です。それらを眺めるだけでも、正教会の文化に縁遠い人々にとっては興味深いでしょう。ロシアで最も有名な修道院の一つはイパティフ修道院です。イパティフは1613年から1917年までロシアを統治したロマノフ王朝の宮廷聖人でした。修道院の壁の内側には、膨大な数の物語の独創的な壁画が施されています。修道院はコストロマにあります。この古代の商人都市が建設された正確な日付は不明ですが、一般的におよそ9世紀前に発生したといわれています。

コストロマはロシアの大規模な宝石加工の中心地です。コストロマや古い集落の隣に位置するクラスノエ・ナ・ボルゲの職人の製品は何世紀にもわたって名声がありました。 工場見学のさい、入場者は芸術家のスケッチから店のカウンターまで、宝石製作の全行程を実際に観察することができます。

イヤリングや指輪の製造はコストロマで、繊維産業についてはイヴァノヴォでより深く知ることができます。数百年ものあいだ、イヴァノボはロシアの繊維産業の中心地の一つであるとされています。伝統的なロシアの装飾が施されたエプロン、キッチンタオルそして色鮮やかに彩色されたサラファンはロシアで人気のお土産です。また、イヴァノヴォでは「シュドロフスカヤのレンガ倉庫」を訪れてはいかがでしょうか。現在まで保存されている、町で最も初期のレンガ造りの建物です。かつて、ここには工房があり、腕の良い職人が布に模様を描きました。

イヴァノボはロシアの繊維産業の中心地の一つであるとされています。

「黄金の環」は様々な博物館で有名です。アイロン、サモワール、広告看板、花瓶、水差し、ティーポット、スプーン、コインの収蔵品があります。

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多くの都市の美術館では、木や骨の彫刻、レース、漆の細密画、エナメル絵画など、古い美術工芸品の見本がコレクションされています。 スーズダリの「シュロボ・ゴロディシェ(城市の跡)」博物館では、古代ルーシの生活と伝統に浸ることができます。勇敢な人は農作業にチャレンジし、自分自身を試します。10世紀の農家のような本物の鍛冶屋、武器屋敷、生きた山羊、豚、菜園などがあり、まるでその時代がよみがえったようです!ロストフ・ヴェリキーの「ルコヴァ・スロボダ」博物館は、スラブの小屋を思わせる木製の建物です。博物館ではタマネギが使われた料理を食べることができ、この地域のタマネギ農業の歴史を紹介してくれます。田舎のミシュキンは、ねずみ、ウォッカとレトロ技術の博物館で観光客を魅了します。ワレンキ (フェルト・ブーツ)博物館では、羊の毛で作られたロシアの冬の靴の製造の全行程をみることができます。

「シュロボ・ゴロディシェ」博物館には、10世紀の農家のような本物の鍛冶屋、武器屋敷、生きた山羊、豚、菜園などがあります。

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「黄金の環」の街の住民はお祭りが大好きです。ヤロスラブリ州の誇りであるロマノフの羊に捧げられたトゥタエフのフェスティバルへの参加してはいかがでしょうか。この時期、観光客はこの街がヤロスラブリだとは気づかないでしょう。街は民衆であふれ、騒々しく、いたるところで子羊とプレッツェルの形をしたプリャーニクが売られ、サモワールが沸いています。羊に扮装した民衆とアコーディオン弾きが道を闊歩します。参会者はパンと塩で迎えられます。このフェスティバルのメインの出し物は家畜の毛刈に従事する労働者の「羊毛刈り」の競技です。

「黄金の環」自然は見事です。ペレスラブリ・ザレスキー市からほど近いプレシチェーヴォ湖はロマンスを誘います。この湖は、数十の川や小川が流れ込む、孤立した最大の淡水池です。湖の年齢は3万歳を越えます。さまざまな種の魚が生息し、最も有名なものはかつて王室の食卓に出されていた「白鱒」です。

プレシチェーヴォ湖はロシア艦隊の発祥地と呼ばれています。湖は17世紀の終わり、若い皇帝ピョートル1世の心を弾きつけました。彼は湖の美しさと大きさに魅了され、ここで気晴らしの艦隊、ロシア海軍の艦隊の前身であるミニチュア艦隊を設計しました。また、ピョートルは個人的にヨットやボートの建設に参加しました。今この場所は博物館・屋敷「ピョートル1世のボート」となり、観光客の好奇心をそそり注目を集めています。

「黄金の環」のそれぞれの街は独自に魅力的で、古代ロシアの文化、歴史と壮大な自然に関心を持つ観光客の発見になるでしょう。

記事

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